CAEエンジニア養成/計算力学技術者資格取得支援
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「電子機器」は以前から高機能化・小型化・軽量化・薄型化が進められていましたが、現在でもその傾向は止まるどころか、より一層、進化しています。
一方、半導体部品は高速化・高集積化・高機能化が進み、発熱量が増大しています。そのため、電子機器の単位体積当たりの発熱量は増大の一途です。
また、パソコンでは発熱箇所がCPUやGPU等、特定の箇所に集中していますが、他の電子機器でも同様な傾向にあります。
さらに騒音対策、EMC対策等により、放熱設計がより困難になっています。
「自動車分野」ではハイブリッドカー、電気自動車、燃料電池車と、動力系が内燃機関から電気モーターに変わりつつあります。また、現在の自動車でもエンジン制御等で多数の電子部品が使用されていますが、自動運転車など、さらに電子部品の搭載量が増加することにより電子機器の放熱対策が重要になります。
1 | 半導体パッケージの熱抵抗測定基準であるJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)規格に関してご説明します。 JEDECでは半導体部品に関する様々な規格が規定されており、熱抵抗の測定方法もその中の1つです。 現在、半導体メーカーから公表されている熱抵抗値のデータはJEDEC規格による測定が多いため、その測定方法を知ることにより、データの持つ意味を理解することができます。 |
2 | 半導体パッケージには様々な種類がありますが、その中でも、高速・高機能な半導体に使用されることが多い「BGA」と「QFP」、高密度実装に適した「CSP」「MCP」の基本構造について説明します。また、それぞれの半導体部品の放熱構造と、その放熱特性について説明します。 |
3 | 「放熱部品」の説明:半導体部品を放熱する際にもっとも良く利用される放熱部品にヒートシンクがあります。ヒートシンクの放熱性やヒートシンクの各部のサイズ等の概略値を決定する方法をご説明します。 |
4 | 半導体部品とヒートシンクの間に使用する「熱伝導材料」について説明します。 |
5 | 発熱部から離れた場所に熱を移動させる時に使用する「ヒートパイプ」について説明します。 |
半導体部品の放熱構造を学びたい方
電子機器の放熱設計、放熱シミュレーションを担当している方
伝熱工学の基礎知識(伝導、対流、放射を理解していること。熱抵抗の意味を理解していること。)が必要です。
※事前に「伝熱工学基礎講座」を受講していただくことで、当講座で必要な知識をすべて習得していただくことができます。
電機、電子部品、自動車、自動車部品等、電子機器の放熱技術を必要とする分野
1. 半導体パッケージの熱抵抗測定(JEDEC規格)
1-1.半導体パッケージの熱抵抗の定義
1-2.熱抵抗測定素子
1-3.熱抵抗測定基板
1-4.熱抵抗測定環境
1-5.熱抵抗測定方法
1-6.熱抵抗値の取扱い上の注意
半導体パッケージの熱抵抗測定基準であるJEDEC規格についてご説明します。
最初に熱抵抗および熱抵抗を定義する上で必要となる各温度の測定位置についてご説明します。その後、熱抵抗測定用の半導体素子、測定用基板と測定環境、測定方法をご説明します。最後にJEDEC規格で測定した熱抵抗値に関する注意事項をご説明します。
2. 半導体パッケージの放熱
2-1.BGA(Ball Grid Array)
・樹脂封止BGA
・キャビティBGA
・フリップチップBGA
2-2.QFP(Quad Flat Package)
2-3.CSP(Chip Scale Package)
2-4.MCP(Multi Chip Package)
半導体パッケージの中でも高速・高機能(結果的に高発熱になります。)な半導体に使用されることの多いBGAとQFP、および高密度実装(結果的に高発熱密度になります。)に適したCSPとMCPについて、基本構造をご説明します。その後、これらの半導体パッケージの様々な放熱構造における放熱特性の違いをご説明します。
3. 放熱部品
3-1.ヒートシンクの放熱特性
3-2.ヒートシンクの概略設計手順
3-3.熱伝導材料の特徴
3-4.ヒートパイプ
半導体部品を放熱する際にもっとも良く利用される部品であるヒートシンクの放熱特性をご説明します。また、ヒートシンクを設計する際に参考になる情報がまったくない状況の時に、ヒートシンクの各部のサイズの概略値を決定するための手順をご説明します(最終的には実験や放熱シミュレーションで決定しますが、その前段階の概略値を決定します。)。半導体部品にヒートシンクを直接取付けると接触熱抵抗が大きくなるため、半導体部品とヒートシンクの間に熱伝導材料を挟みます。熱伝導材料としてグリースや接着剤、熱伝導シート等の特徴や使用する時の注意事項についてご説明します。最後に発熱部から離れた場所へ熱を移動させる時に使用されることが多いヒートパイプの構造や使用上の注意事項、放熱特性についてご説明します。
通常は、オンライン受講や通信受講、または、当研究所太田校の常設講習会場にて開催しています。
※オンライン受講と通信受講に必要な環境は、本ページに記載されています。
オンライン受講に必要な環境 |
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次の環境が必要です。 ■インターネット環境(オンライン会議に参加可能な環境)。 ■E-mail送受信(講習中、解析結果を講師へ提出する時や、必要なアドバイスを受け取る際に使用) ■マイク(講師への質問等、受け応えに必要) |
通信受講に必要な環境 |
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次の環境が必要です。 ■E-mail送受信可能環境。(講師への質問や解答の提出、講師からの回答の受取に使用) |
太田会場 →アクセス |
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群馬県太田市本町29-1 ものづくりイノベーションセンター内 ■太田駅(東武伊勢崎線)から徒歩8分 ■北関東自動車道「太田桐生IC」から車で12〜14分 ■専用駐車場あり(無料) ■バリアフリー設備あり ■受講用PCは弊所でご用意しております。 |
東京会場 →アクセス |
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東京都港区芝公園1-2-10 ロジマン芝公園806&807 ■御成門駅(都営三田線)A2から徒歩2分、A3bから徒歩3分 ■大門駅(都営浅草線・都営大江戸線)A6から徒歩4分 ■浜松町駅北口から徒歩8分 ■専用駐車場なし ■バリアフリー設備なし ■受講用PCは弊所でご用意しております。 |
開催日 |
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講習会カレンダーで、この講習が開催される日からお選びください。![]() |
開催時間 |
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オンライン受講:10時〜16時 |
太田校:12時30分〜18時 |
通信受講の期限は教材到着から約3か月後。
受講修了にじゅうぶんな期間設定ですが、ご希望の場合は有料で5回まで延長可能(1回は2か月)。
1名様あたりの受講料は下記表の通りです。
受講料には、教材および事務費が含まれています。
■一般開催:他の受講者様とご一緒の集合開催です。
※伝熱工学及び電子機器の放熱技術講座の一般開催は3名様以上で開催決定になります。人数が満たない場合は延期または中止になります。ご了承ください。
■貸切開催:同時にお申込の人のみで貸切にして開催します。1名様から開催決定になります。
オンライン開催 | 一般開催 | 貸切開催 |
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1名 | 55,000円 (税込60,500円) |
80,000円 (税込88,000円) |
2〜3名同時申込&受講 | 40,000円 (税込44,000円) |
60,000円 (税込66,000円) |
4〜5名同時申込&受講 | 37,000円 (税込40,700円) |
50,000円 (税込55,000円) |
6〜7名同時申込&受講 | 36,000円 (税込39,600円) |
45,000円 (税込49,500円) |
8名以上同時申込&受講 | 35,000円 (税込38,500円) |
40,000円 (税込44,000円) |
★上記受講料のほか、教材及び修了証書等の発送手数料として、1名1,200円(税込1,320円)必要です。 ☆2名以上での受講は、教材及び修了証書の発送先が個別でない場合は発送手数料を実状に合わせてお値引きします。例.受講者6名で発送先2箇所:1,200円×2=2,400円(税込2,640円) |
太田校開催 | 一般開催 | 貸切開催 |
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1名 | 55,000円 (税込60,500円) |
90,000円 (税込99,000円) |
2名同時申込&受講 | 45,000円 (税込49,500円) |
60,000円 (税込66,000円) |
3名同時申込&受講 | 40,000円 (税込44,000円) |
50,000円 (税込55,000円) |
4名同時申込&受講 | 37,000円 (税込40,700円) |
45,000円 (税込49.500円) |
5名同時申込&受講 | 35,000円 (税込38,500円) |
40,000円 (税込44,000円) |
6名同時申込&受講 | 35,000円 (税込38,500円) |
通信受講 | 受講料 |
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基本(3か月以内) | 43,000円(税込47,300円) ※上記のほか、教材及び修了証書発送手数料として別途1,200円(税込1,320円)が必要です。 |
受講期間延長(希望者のみ) | 2か月ごとに、5,000円(税込5,500円)の追加受講料 |
講習会請負等、企業様・団体様・教育機関様の研修 |
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開催条件により異なります。お見積もり無料。お気軽にご相談ください。→お問い合わせ |