CAEエンジニア養成/計算力学技術者資格取得支援
www.cae-school.com
高性能かつ廉価で使い易いPCやOSが普及し、様々な汎用計算力学ソフトウエアが簡便に利用できるようになり、計算力学のユーザー層が急速に広がっています。
一方、グラフィカル・ユーザーインターフェースが整備されてデータ入力が簡便になり、可視化技術の進歩によって解析結果がきれいに表示されるようになってきたとはいえ、計算力学ソフトウエアをブラックボックスとして利用して信頼できる解を得ることはまだできません。
一見するともっともらしい解析結果が得られたとしても、境界条件の設定間違い、不適切な要素分割、あるいは不適切なアルゴリズムの選択などによって、まったく見当違いの解析結果を得ているかもしれないという危険性を常にはらんでいます。
力学計算は、解析対象の性能や安全性などに直結する重大な任務を担っており、知らずに誤った解析結果を採用してしまうということは大きな損失につながります。
このような状況において計算力学解析結果の信頼性を担保するためには、計算力学ソフトウエアの品質保証に加えて、計算力学技術者(CAE技術者)の力量管理が大変に重要であると言えます。
一般社団法人日本機械学会 計算力学技術者資格認定事業委員会では、以上のような認識のもとに、2003年度より「計算力学技術者(CAE技術者)」認定事業をスタートしました。
現在、固体力学分野の有限要素法解析技術者、熱流体力学分野の解析技術者、および振動分野の有限要素法解析技術者を対象とした上級アナリスト、1級、2級の試験と、初級の認定を実施しております。
技術者は本認定により、自身の技術レベルやキャリアの裏づけとすることができます。
また、技術者を雇用する側では業務品質保証となることは勿論のこと、技術者の採用や教育、業務のアウトソーシングの際に、人材のレベルを測る尺度としても活用することができます。
技術者のモチベーションや業務精度の向上は、技術者を取り巻く環境のサスティナビリティを高めるものと言えるでしょう。
既に認定を受けた技術者からは「自信を持って解析を行えるようになった」「顧客からの信頼度が向上した」「スキルアップしたことでモチベーションが向上した」等の意見が多数寄せられています。
2020年まで既に18回の試験を実施し、上級・1級・2級・初級合わせて計10,148名の合格者を輩出しました。認定者は主に製造業界(電子・電機)、(自動車)(その他機械)、ソフトウエア業界(計算委託)(開発販売)等の第一線で活躍しています。また、上級・1級・2級の合格者は本事業委員会HPに氏名を掲載しています。
( 以上、JSMEの「2021年度 計算力学技術者(CAE技術者)各認定試験のご案内」資料より抜粋 )
計算力学技術者資格情報ページの目次 |
---|
→ 計算力学技術者資格取得情報トップページ |
→ 計算力学技術者とは?/計算力学技術者の役割 |
→ 計算力学技術者(CAE技術者)資格認定の趣旨 |
固体力学分野の有限要素法解析技術者 → 初級 → 2級 → 1級 → 固体上級アナリスト |
振動分野の有限要素法解析技術者 → 初級 → 2級 → 1級 → 振動上級アナリスト |
熱流体力学分野の解析技術者 → 初級 → 2級 → 1級 → 熱流体上級アナリスト |
各分野の2級受験者のCAE使用経験に関する → 公認CAE技能講習会とは |